ケース別相続対策⑤~親が自分一人で作成した自筆遺言がある

形式的不備の多い自筆遺言 公正証書遺言ですと、法律の専門家である公証人のチェックを受けているので、形式的な不備、法的な不備はありません。しかし、親御さんが専門家に相談せずに単独で作成した遺言は、署名や押印漏れ、日付なしな…

準備は早いうちに! 元気なうちだから出来る相続対策

高齢になるほど認知症のリスクが高まります。もし、認知症によって判断能力がなくなってしまうと、たとえ、自分の財産でも自分の判断で財産を処分することができなくなります。そこで今回は、万が一の備えとして覚えておきたい、『家族信…

国債の相続手続きについて

相続財産に国債が含まれていたとき、その取扱いや評価方法はどのようになるのでしょうか。今回は国債の相続手続きについてお伝えしたいと思います。 国債は遺産分割や相続税の対象 国債は、国が発行する債券です。国債には償還期限と利…

ケース別相続対策④ ~相続人に障がい者がいる

相続人に障がい者がいる場合、その相続人に判断能力・意思能力があれば、通常の相続手続と何ら変わりません。ただし、医師の診断で知的障がい者とされ、判断能力・意思能力がないとされている場合、特別な手続きが必要となります。 判断…

『法定相続分』って何? 相続人の範囲と計算方法

相続人の範囲や、それぞれの相続人が相続できる財産の割合は、民法によって定められています。遺言書もなく、相続人間で特に取り決めが行われなかった場合は、 法定相続分に準じて相続の手続きを進めます。今回は、相続割合について解説…

年金の加入者が亡くなった場合には?

年金には、国民年金や厚生年金などの公的年金と、企業型DCなどの私的年金があります。これらの年金の加入者が亡くなったときには、相続人はその年金を受け継ぐことができるのでしょうか? 公的年金は遺族年金、私的年金は一時金として…

ケース別相続対策③ ~相続人に海外居住者がいる

住民票・印鑑証明の代わりに、現地領事館で在留証明・サイン証明の手続きが必要 相続人の中に海外居住者がいる場合、海外居住者特有の手続きが必要となるので、相続手続に手間と時間がかかってしまいます。通常の手続きと違ってくるのは…

相続の基本 相続人になれる人、なれない人

家族が亡くなって相続が始まると、調べなければならないことがたくさん発生します。そのなかの一つ、財産を誰がどのくらい相続するのか?という問題は、残された家族を悩ませます。万が一のときに慌てないよう、相続についての基本を押さ…

準確定申告とは何?

相続について調べている中で「準確定申告」という言葉を耳にすることはありませんか?今回はどのようなものなのかお伝えしたいと思います。 準確定申告とは 「準確定申告」は、亡くなった人の代わりに相続人が確定申告を行うことをいい…

ケース別相続対策②~相続財産は何かがわからない

相続財産を把握していないと、相続税対策はできない 相続財産として何がカウントされるかわかっていないと、そもそも相続対策が必要かどうかの判断ができません。相続税などは資産家の話とたかをくくっていたら、両親が長年暮らしていた…