財産ごとに遺産分割協議書を作ることはできるか?

必ずしも、相続人のすべての財産を遺産分割協議書に盛り込む必要はありません。ぶつ切りで、預貯金や不動産を時期を分けて別々に遺産分割協議書を作ることは可能です 例えば、分けやすい預貯金のみの協議書を作り先に現金をもらい、分割…

遺産分割のやり直しはできる?

一旦決まった遺産分割をやり直すことはできるのでしょうか? 原則やり直しをすることはできません。 やり直しができるのは、その分割協議が無効であった場合などです。下にいくつかの関連事例を紹介します。 ① 一部の相続人を除外し…

亡くなられた方の借金を調査する方法

相続が発生した場合には、「故人に隠れた借金があるのではないか?」と不安になることも少なくありません。そういった時に、どの金融機関に借金をしていたのかを確認できる方法があります。 借金をしていた先が、銀行、消費者金融、クレ…

特別受益とは何か?

相談者様からもたまに質問を受ける場合がありますが、「特別受益」は通常の相続ではほとんどでてくることはありません。では、どういうときにでてくるのかと言いますと、相続人で遺産分けに対して不満があり、争うような場合です。 例え…

遺産分割は法定相続分と違う分け方でもよいか?

相続手続きのなかで勘違いが多いものの 1つに、この「遺産分割」や「遺産分割協議書」があげられます。 まず、相続が発生し、相続人が複数の場合は、すべての遺産について相続人全員で共有している状態となります。この共有状態の遺産…

遺言で指定した財産受取人が先に死亡した場合

相続発生後に遺言が見つかった場合で、その遺書に書かれている財産の受取人の一人がすでに死亡していたらどうなるのでしょうか? 仮に、遺言書を書いたのが父の Aさん、財産受取人となっていたのが子どもの Bさん(すでに死亡)とし…

遺言書で遺言執行者を指定するメリット

遺言とセットでよく耳にする言葉に「遺言執行者」がありますが、そもそも何をする人なのでしょうか。 簡潔に言えば、「遺言執行者とは遺言に書かれている内容を、そのとおりに実行する人」ということになります。遺言を書く場合には必ず…

死亡直前にできる相続対策 ⑦ 賃貸経営

自分の土地の上にアパートを建築し、賃貸経営を始めてすぐに亡くなったという場合も、直前の相続対策となります。相続税が下がる理屈は、下記のように土地建物の不動産評価額が下がるからです。 新築アパートは固定資産税評価では6掛程…

死亡直前にできる相続対策 ⑥ 養子縁組

養子縁組も、死亡直前でも有効な相続対策となります。 例えば、長男の嫁を養子にしたり、孫を養子にしたりするケースです。 税法上は、実子がいない場合、2名までの養子が認められ、実子がいる場合、1名までの養子が認められます。(…

相続で未分割となっている不動産の固定資産税は誰が払う?

相続時に遺産分割協議がまとまらず未分割の状態となっている不動産の固定資産税は誰が支払うのでしょうか? 通常、市町村役場は相続人代表を届け出する書類を送り、決定後、固定資産税納付書を送ってきます。相続人代表の決め方は、各市…