年齢の順に亡くなるとは限らず ~ 父が長男より先に死亡し、もめそうになった例

過去に実際あった例ですが、長男が父より先に死亡、その後父が死亡後、相続争いでもめそうになった例がありました。父には自宅不動産と預貯金の財産がありました。父が先に亡くなっていれば、相続人は子供 2名(父と同居の長男、嫁に出…

家督相続でもめないために ~ 生命保険を使った対策

父が既に亡くなっており、その財産の半分を母が相続していた場合、2次相続で母固有の財産がプラスされます。弱りかけた親のお守りをしてくれたり、お墓や法事など祭祀の承継をする長男(長男夫婦)に多めに財産を渡したいと考えた場合、…

家督相続でもめそうになった相続税申告

相続でもめる原因で多いのは、家督相続を主張する長男と法定相続分を主張する次男(長女)のケースです。昭和 22年までは、法律で家督相続が決められており、長男がすべての財産を相続していました。 戦後、欧米の法律が持ち込まれ、…

住宅資金贈与をした翌年の 3/15日まで申告しないと?

以前、住宅資金贈与の特例を使おうとして、1,000万の住宅資金を子供に贈与して亡くなられた方の相続税申告を行なったことがあります。しかしながら、せっかく贈与されたのに、贈与を受けた子供さんが贈与の翌年の 3月 15日まで…

社長の自社株の相続対策 ② ~ 贈与を避けた方がよい場合とは

前回、自社株対策として社長から後継者に贈与をするか、譲渡をするか判断する視点を目先の税でなく、資産承継という観点から判断する必要性について書きました。 今回は自社株の贈与を避けた方がよい場合について考えてみました。 贈与…

社長の自社株の相続対策 ~ 贈与か譲渡か?

事業をやられている社長から、自社株対策(非上場の中小企業)の相談を受ける時があります。自社株の移動は、大きく分けると下記3つしかありません。 生前に贈与 譲渡(対価をもらい売却) 相続 相続となり、相続人の間で自社株の分…

相続後の資産を守る ~ 預金は安全資産か?

相続後の金融資産の運用の中で、最も多いのは銀行の定期預金にしているケースでしょう。銀行がつぶれない限り、元本が保証されているし、つぶれても 1,000万までは預金保険機構という第 3者機構が保証してくれます。 最近までの…

相続後の資産を守る ~ 分散投資!

相続された財産について、お客さんから相談を受けるケースがあります。多くの場合、銀行・証券会社や保険会社からの提案をされ、判断がつかずに相談されます。 例えば、金融機関から投資信託を提案されるケース。具体的には、毎月分配型…

相続税申告期限 10か月と不動産登記期限の誤解

相続税申告の期限は、死亡後 10か月以内となっていますが、不動産登記の期限も 10か月以内だと間違えて相談にみえる方がこれまでも何回もありました。一般の方はよく間違えてしまうのですが、不動産登記の期限はありません。登記法…

相続税申告相談 ~ 相続開始前 3年以内の不動産贈与

相続税申告依頼をいただき、担当税理士とお客さんが打ち合わせしているときの話です。通常、贈与税額控除という相続開始前 3年以内の贈与があると、相続財産となってしまうため、過去 3年の通帳の動きを税理士はチェックします。(税…