贈与後、受贈者が亡くなった場合の贈与税申告は?

先日、贈与税申告の件で、質問があった内容です。 贈与を受けた方が、贈与後に亡くなった場合の贈与税申告はどうなりますか? 贈与を受けた方の相続人が、相続開始から10か月以内に贈与税の申告をすることになっています。併せて、相…

エンディングノートと遺言書

先日、葬儀社さんのイベントで相続の個別相談のお手伝いをしてきました。葬儀関係のセミナー時、エンディングノートを無料配布したのですが、ものすごい人気ぶりでセミナー終了後、数名の方が「エンディングノートは残っていませんか」と…

非嫡出子の相続格差はなくなるか?

先月 9月の初めに、非嫡出子に関する最高裁の判断が出ました。結婚していない両親の間に生まれた非嫡出子(婚外子)の相続格差を定めた民法の規定について、最高裁判所は憲法違反とする決定を下しました。 これまで最高裁が法律の規定…

兄が遺産の内容を教えてくれない!

「他の相続人が遺産の内容を教えてくれない、どうしたらよいか?」という相談がたまにあります。 まずは、故人の通帳などを見せてもらうように交渉をすることが第一というのはいうまでもありません。(話がこじれないように、いくら兄弟…

相続人に未成年者がいる場合の相続手続き

相続人に未成年者がいる場合、その未成年の子供の親(親権者)がいればその子に代わり、親が遺産分割協議に参加することになりますが、親も相続人となっていると家庭裁判所に対して特別代理人選任の申し立て手続きをする必要があります。…

父親の子どもと名乗る人が出現!

相談者 Aさんのお話です。 Aさんは、生前に父親からもしものことがあった時は、亡くなったことを伝えてほしい人のリストを託されていました。お父様が亡くなられ、葬儀の会葬挨拶状を送ったところ、大阪から「線香をあげたい」と見覚…

相続税申告と名義預金

相続税がかかりそうな人が、税金対策としてよく活用するのが「110万円以内の子や孫への贈与」です。ただ、注意しないと相続時に、「名義預金」として、相続財産とみなされます。 先日の相談の際に、相談者の方とこんなやり取りがあり…

遺言書は開封してしまったら、無効?

通常自宅で発見される「自筆遺言書」の保管者またはこれを発見した相続人は、遅滞なく家庭裁判所へ提出して、「検認」を受けなくてはなりません。 検認とは、相続人に対して遺言の存在およびその内容を知らせるとともに、偽造・変造を防…

遺言書で遺言執行者を指定

遺言書で遺言執行者に指定された方は、相続人の代表として、預貯金や不動産の手続きなど、遺言書に書かれた内容を実現するための一切の権限を持つことになります。 例えば、子ども同士が相続でもめそうな場合、親は遺言書を作成し、遺言…

遺言にて生命保険金の受取人を変更

平成 22年 4月に保険法が施行され、保険契約者は遺言で死亡保険金の受取人を変更することができるようになりました。もちろん、作成した遺言書が法律上有効な場合です。 例えば、 契約者:夫 被保険者:夫 死亡保険金受取人:妻…