法定相続情報証明制度~相続時に戸籍を何通も取る必要がなくなる!

平成29年5月29日から、法定相続情報証明制度が法務局(各登記所)にてスタートしました。これまで、相続後に銀行の預金解約手続きや不動産名義変更などの相続手続きをする際、それぞれの金融機関や法務局に、被相続人や相続人の戸籍…

遺留分対策としての生命保険活用 ~ 死亡保険受取人を誰に?

先日、相続人予定者がこども3名、相続財産約 6,000万ある Aさんの生前相談を受けました。 長男夫婦とは同居しており、嫁にも世話になっているので相続財産は長男にすべてという遺言を書きたいとのこと。しかし、相続後遺留分で…

死亡保険金の受取人は、本当に妻でよいのか?

生命保険金の死亡保険金受取人を、みなさんは保険契約時によく考えて決めていますか? もしかして、保険外務員に言われるまま、当たり前のように配偶者としていないですか。遺族生活資金としての生命保険なら、それでもよいのかもしれな…

死亡保険金受取手続きと、受取人が複数の場合の手続き

保険会社によっても、多少必要書類が違いますが、一般的には下記の書類が必要です。 保険会社所定の死亡保険金請求書 死亡診断書 被保険者の住民票(住民票除票) 受取人の戸籍抄本(謄本) 保険金受取人の印鑑証明 など 保険金受…

亡くなる前に譲渡した不動産の税金は?

被相続人である父は、死亡前に不動産を売却しました。売却代金はすでに父の預金に入金された状態で、亡くなりました。当然、相続財産に父の不動産売却代金は含まれているので、相続税は課税されますが、他にかかる税金はありますか? 相…

法定相続人とならない親族は誰?

自分のきょうだいが亡くなった場合、相続財産はもらえるのでしょうか? 配偶者が相続人になることは誰もが知っていても、法律で決められた相続人とは、誰なのかは意外に十分理解されていません。どこまでの範囲が相続人なのか? 以下に…

相続人以外に合法的に財産を渡していくには?

家族以外のお世話になった人に、自分の財産を残したい。そんな時、法律に則って財産を渡すには、どのような方法があるのでしょうか? 自分の財産を渡す方法として、大きく 3つに分けることができます。財産には、不動産や預金だけでな…

相続税申告後の空き家の譲渡所得 3,000万控除の特例

近年、空き家は増加傾向で、治安や景観の悪化、災害時の倒壊などのリスクが発生していました。 そこで、平成 28年の税制改正で相続後一定の期間内に売却した空き家について、要件に当てはまれば、譲渡した場合に、譲渡所得の 3,0…

住宅が建っている場合の固定資産税の軽減

土地には、1月 1日時点での所有者に、毎年固定資産税(1.4%)、都市計画税(0.3%)が課税されます。しかし、土地の上に住宅が建っていると、入居していようがしていまいが、その土地にかかる税が平成 27年度までは軽減され…