建物の相続登記と未登記建物

不動産をお持ちの方が亡くなった場合、通常相続登記を行い名義を相続人の方の名義に変更することになります。 不動産には土地と建物がありますが、土地で登記簿がない場合というのはあまり見ることはありません。しかし、建物の場合であ…

贈与税の時効と名義預金

 子どもへの贈与をしたにも関わらず、贈与税申告をしていなかった場合の時効は何年でしょうか?贈与税の時効については、相続税法第36条において、本来贈与税申告をして贈与税納付する期限から6年と規定されています。ただし、偽りそ…

相続の基本②相続したくなければ放棄することもできる?

相続とは、被相続人の権利も義務もひとまとめに受け継ぐということです。そのため、相続人は被相続人の財産を引き継ぎますが、もし借金があった場合はこちらも引き継ぐことになります。ですから欲しい財産だけを受け取り、借金はいらない…

相続の基本①相続と遺贈、贈与はどう違うの?

相続は人が亡くなったときに発生します。そして、財産を所有していた人を【被相続人】、受け継ぐ人を【相続人】と呼んでいます。そんな相続手続きを進める中で、財産を移転する手段として「相続、遺贈、贈与」というワードはよく出てきま…

相続登記を放置しておくとどうなる?

相続登記はいつまでにやらなければならないというのはありません。しかし、そのまま名義変更しないで放置しておくと下記のような不都合が生じることがあります。 ➀ 不動産を処分することができません。 亡くなった方の名義のままでは…

死亡後10か月以内の相続税申告期限を遅れた場合のデメリットは?

相続税申告期限は、被相続人が死亡後10か月以内となっております。遅れた場合のデメリットには何があるのでしょうか? ➀ 相続税を軽減する制度が使えない 遺産分割が期限内にされて申告していないと、配偶者の税額軽減・小規模宅地…

相続税の申告手順について

相続税申告は誰がするのか? 相続税申告をするのは、当然「相続人」と思いがちですが、実際は相続人だけではありません。 相続財産の総額が基礎控除を超えると、超えた部分に対して相続税が発生します。 相続税を支払う必要があるのは…

不動産の評価方法~宅地の場合

宅地の評価方法 相続財産の中で評価方法が問題となるのは、不動産です。 不動産には、様々な評価方法があります。 例えば、公示地価、路線価、固定資産税評価額、基準地価などです。 相続税申告をする場合は、「路線価」で評価額を計…

みなし相続財産

相続税申告を行う際に、本来は被相続人の財産ではなくても、相続税法上、相続財産として計上する必要があるものがあります。 これを「みなし相続財産」と呼んでいます。 みなし相続財産には、おもに次のものがあります。  …

相続税のかかる財産とかからない財産

相続税のかかる財産 亡くなった方の財産はすべて相続財産となります。 不動産はもちろん、預貯金や株式、配当金や車など、有形・無形を問わず、相続財産として相続税の対象となります。 故人がゴルフ会員権をもっていれば、それも相続…