遺言・後見

亡くなった方の財産を「いただきます」という気持ち

前回、「遺言書は勝手に開けちゃいけない!」というお話をしましたが、 今回はその「遺言書」について、 そもそも遺言書とはなんなのか、その本質について考えてみたいと思います。   相続手続の観点から遺言書を扱ってい…

遺言書があった!勝手に開封したら罰金!?

身近な人が亡くなり、その人の大切にしていた財産があるとき どうやって分けたらいいの??と、不安になってしまうこともあるでしょう。 (一応、民法で定められた相続の割合=法定相続分というのがあるのですが、それに従わなければな…

遺言書があるときの相続手続きのすすめ方~預金編~

被相続人(亡くなった方)が遺言書を遺していた場合、相続のお手続きに必要な書類が遺言書がない場合とは少し異なってきます。 今回は預金について、遺言書の通りに相続手続を進めていくときの方法をお伝えします。 遺言書がない場合の…

法務局に遺言書を保管できる自筆証書遺言書保管制度をご存じですか?

残された家族のため、生前に遺言書を作成しておくと、相続人が相続財産を把握する助けになったり、遺産分割協議を行わずに相続手続を進められたりと様々なメリットがあります。今回は遺言書の保管方法についてお伝えしたいと思います。 …

ケース別相続対策⑤~親が自分一人で作成した自筆遺言がある

形式的不備の多い自筆遺言 公正証書遺言ですと、法律の専門家である公証人のチェックを受けているので、形式的な不備、法的な不備はありません。しかし、親御さんが専門家に相談せずに単独で作成した遺言は、署名や押印漏れ、日付なしな…

ケース別相続対策④ ~相続人に障がい者がいる

相続人に障がい者がいる場合、その相続人に判断能力・意思能力があれば、通常の相続手続と何ら変わりません。ただし、医師の診断で知的障がい者とされ、判断能力・意思能力がないとされている場合、特別な手続きが必要となります。 判断…

相続の基本 相続人になれる人、なれない人

家族が亡くなって相続が始まると、調べなければならないことがたくさん発生します。そのなかの一つ、財産を誰がどのくらい相続するのか?という問題は、残された家族を悩ませます。万が一のときに慌てないよう、相続についての基本を押さ…

前妻(前夫)との間に子供がいる場合、争わないための対策

離婚・再婚歴があり、前妻(前夫)との間にも現妻(現夫)との間にも子供がいる人のなかには、「今の妻や子供にできるだけ多くの財産を残したい」と考える方も多いようです。自分が死んでしまった後、今の家族が困ってしまう事態は避けた…

相続対策で、忘れられやすい認知症対策

相続対策というと、みなさんが心配されるのは相続税対策が多いように思います。 認知症対策 しかし、他の相続対策として、相続争いとならないような争続対策、相続税の納税資金の対策、認知症になった時の対策があります。なかでも、認…

相続手続の前に、遺言の有無を必ず調べてください!

遺言をどのように探せばよいのか 被相続人が遺言を残してはいるものの、遺言を作成したことや、その保管場所などについて、事前に誰も聞いていないケースがあります。遺言があるかどうか知らされていない場合でも、「遺言が残されている…