忘れがちな出資金の相続手続き

2021年01月18日

相続手続きというと、預貯金の手続き、不動産の登記、相続税申告などを思い浮かべる方が多いと思います。その中でも忘れがちな手続きの代表的なものは、信用金庫・農業協同組合(JA)・生活協同組合(生協)の出資金の手続きです。信用金庫・農協・生協との取引がある場合は出資金がある場合も多いので注意が必要です。また、預金口座は残っていなくても、出資金だけそのままになってしまっているケースもありますので、覚えておいてください。

預貯金の通帳の他に、出資金等の証書が残っていないか合わせて確認するようにしましょう。

出資金の解約完了には時間がかかる

多くの場合、出資金を解約して精算する場合は、組合を脱退することになり、定時総会の決議等がいるため、時間がかかります。通常、春先に出資期の払い戻しが決議されることが多く、手続き用紙等を提出して受付はいつでも行えますが、払い戻しがされるまで場合によっては1年程待たなければならないこともありますので覚えておくといいでしょう。

出資金も相続財産です。相続手続には遺産分割協議書や相続人全員の印鑑証明、戸籍等、預貯金の手続きと同様のものが必要となります。出資金の有無は早い段階でお調べすることをお勧めいたします。