相続財産を把握していないと、相続税対策はできない
相続財産として何がカウントされるかわかっていないと、そもそも相続対策が必要かどうかの判断ができません。相続税などは資産家の話とたかをくくっていたら、両親が長年暮らしていた実家の土地評価が高く、相続税がかかってしまう場合や、財産が不動産中心ですと相続税の納税をするお金が足りないという問題も現実には起こります。
生前贈与や遺言書作成などの生前対策も行えない
節税対策のために、生前に子どもや孫に贈与をしておき、承継する手残り金融資産を増やしておくという対策もできません。また、場合によっては子どもの兄弟仲が悪いので、生前に遺言書を作成し、もめないように分割方法を指定しておくことなどもできません。
生前に財産目録を作成しておく
できれば、生前に財産目録を作成するなど、概算の財産を整理しておくとよいでしょう。ご自身でも可能ですが、不動産が多いなどどとなると、専門家に依頼し作成しておくのがよいでしょう。