相続ワンポイントメモ

遺産分割は法定相続分と違う分け方でもよいか?

相続手続きのなかで勘違いが多いものの 1つに、この「遺産分割」や「遺産分割協議書」があげられます。 まず、相続が発生し、相続人が複数の場合は、すべての遺産について相続人全員で共有している状態となります。この共有状態の遺産…

遺言で指定した財産受取人が先に死亡した場合

相続発生後に遺言が見つかった場合で、その遺書に書かれている財産の受取人の一人がすでに死亡していたらどうなるのでしょうか? 仮に、遺言書を書いたのが父の Aさん、財産受取人となっていたのが子どもの Bさん(すでに死亡)とし…

遺言書で遺言執行者を指定するメリット

遺言とセットでよく耳にする言葉に「遺言執行者」がありますが、そもそも何をする人なのでしょうか。 簡潔に言えば、「遺言執行者とは遺言に書かれている内容を、そのとおりに実行する人」ということになります。遺言を書く場合には必ず…

死亡直前にできる相続対策 ⑦ 賃貸経営

自分の土地の上にアパートを建築し、賃貸経営を始めてすぐに亡くなったという場合も、直前の相続対策となります。相続税が下がる理屈は、下記のように土地建物の不動産評価額が下がるからです。 新築アパートは固定資産税評価では6掛程…

死亡直前にできる相続対策 ⑥ 養子縁組

養子縁組も、死亡直前でも有効な相続対策となります。 例えば、長男の嫁を養子にしたり、孫を養子にしたりするケースです。 税法上は、実子がいない場合、2名までの養子が認められ、実子がいる場合、1名までの養子が認められます。(…

相続で未分割となっている不動産の固定資産税は誰が払う?

相続時に遺産分割協議がまとまらず未分割の状態となっている不動産の固定資産税は誰が支払うのでしょうか? 通常、市町村役場は相続人代表を届け出する書類を送り、決定後、固定資産税納付書を送ってきます。相続人代表の決め方は、各市…

相続債務は分割できるのか

遺産分割と言えば、一般的にはプラスの財産の承継をイメージしますが、場合によってはマイナスの財産(相続債務)があることもあります。具体的には住宅ローンや、他人からの借金などです。では、この相続債務についても、相続人間で自由…

死亡直前にできる相続対策 ⑤ 仏壇・墓購入

お墓や仏壇などの祭祀財産は相続税の非課税財産とされています。 ですので、死亡直前に購入しても相続時に非課税となるので、死亡直前対策となります。ただし、未払いの状態で亡くなってしまった場合、認められないので注意してください…

死亡直前にできる相続対策 ④ 生命保険加入

法定相続人数 × 500万が、相続で非課税となる生命保険金という話を聞いたことはありますか? 例えば、ご夫婦で夫が先に亡くなり、子どもが 2名いる場合は法定相続人が 3名となるので、1,500万が非課税となる保険金です。…

死亡直前にできる相続対策 ③ 子・孫への住宅資金贈与

祖父母・親から20歳以上の子や孫に対する住宅取得資金贈与の非課税特例をご存知ですか? 平成 26年中の贈与で、翌年 3月 15日までに取得し居住開始する住宅やその敷地の購入費用については、 省エネ・耐震対応住宅の場合 1…