相続手続きでポイントとなる期限のあるもの

2019年10月28日

相続の手続きの中には、法律で期限の決められたものがあります。主要なものは、下記の通りです。

・相続開始後7日以内⇒死亡届の提出

・相続開始後3か月以内⇒相続放棄承認

・相続開始後4か月以内⇒所得税の準確定申告

・相続開始後10か月以内⇒相続税の申告・納付

これら4つの期限をひとつの区切りとし、それまでに必要な準備や手続きを、手順良く、着実に行う必要があります。相続放棄の3か月という期限をうっかり失念すると、取り返しのつかない事態にもなりかねません。期限を過ぎると、【単純承認】つまり無条件に相続を承認したものとみなされてしまいます。また、期限までに相続税申告をしなかった場合には、無申告加算税などがかかるといった、期限を過ぎたことによるデメリットが発生するため、手続き上の期限を把握することはとても重要です。

相続の各種手続きにはお時間がかかります。生涯にそう何度も経験するものではありませんので、何をどう進めていけばよいのか戸惑う方も多いことでしょう。どんなことを、いつ行うのかおさえておき、何事も早めに着手し、心に余裕をもって行うほうが良いと思います。時間が過ぎるのはあっという間です。手続きでわからないことがありましたら、一度、専門家へご相談ください。