相続税申告が必要な場合、気になるのがどのくらい税金が掛かるのか?ではないでしょうか。具体的な税金の計算は専門家である税理士に試算してもらう必要があります。
基礎控除
まずは基礎控除をプラスの相続財産から引きます。基礎控除がどのくらいになるのかは下記の算式をもとにご自身で計算してみてください。
3000万円+法定相続人×600万円
この基礎控除がプラスの相続財産から差し引ける基礎控除になります。
その他差し引けるものとして、債務(葬儀費用等)がありますが詳しいことは税理士へ相談することをオススメいたします。
生命保険の非課税枠
もし亡くなった故人が生命保険をかけていた場合、死亡保険金には非課税になる枠があります。
法定相続人×500万円
この範囲内であれば相続税の課税対象とはなりません。注意するポイントとしてはあくまで死亡保険金であるということです。医療保険の入院給付金などはこの非課税の対象ではない為注意してください。
相続税税率速算表
基礎控除や生命保険の非課税枠を差し引いてもプラスの財産がある場合は相続税申告が必要になる可能性が高いです。相続税申告は申告期限が10か月と短いため、出来るだけ早く専門家へ相談することをオススメします。
どのくらい税金が掛かるのかあくまで目安ですが下記相続税の速算表をご参考にご自身で計算してみてください。
課税価格 | 税率 | 控除額 |
1,000万円以下 | 10% | なし |
1,000万円超 3,000万円以下 | 15% | 50万円 |
3,000万円超 5,000万円以下 | 20% | 200万円 |
5,000万円超 1億円以下 | 30% | 700万円 |
1億円超 2億円以下 | 40% | 1,700万円 |
2億円超 3億円以下 | 45% | 2,700万円 |
3億円超 6億円以下 | 50% | 4,700万円 |
6億超円 | 55% | 7,200万円 |
相続税申告は複雑な計算方法や様々な特例等一般の方がご自身で行うと必要以上に税金を納めてしまったり、必要な財産を計上していなかったりするケースもあります。
出来る限り相続に強い専門家税理士へ相談をしてください。