争続争い

相続税申告~遺産分割をどうするか?

相続手続の中で一番のヤマ場が、遺産分割協議です。 財産目録を作成し、被相続人の財産がすべて判明した後、それを相続人同士でどのような分割にするかを話し合う必要がありますが、中にはここで手続が止まってしまうケースもあります。…

再婚した親が亡くなった場合の相続はどうなるか?

母と離婚した父が再婚した場合、父が亡くなり相続になるとどうなるのでしょうか? もともと子供は長男と長女の 2名で、再婚相手との子供はないというケースで考えてみます。このケースでは、将来父が亡くなった場合の法定相続人は、再…

遺言書の遺言執行者を指定しておく重要性!

公正証書遺言であれ自筆遺言であれ、法的に有効な遺言書を金融機関に持参すれば、預金の解約手続きができるはずです。しかしながら、金融機関は自筆遺言では遺言執行者を指定していないと預金の解約手続きを受け付けてくれません. 自筆…

遺言書の作成 ~ 法的効力はないが「付言」を記載する重要性

遺言書を数多く見てきましたが、皆さん財産を誰に相続させるかの記載はありますが、付言の書かれた遺言書はほとんど見かけません。 付言の入った遺言書が普及しない理由は、法律関係の専門家が法的要件にのっとった遺言文章の指導に注力…

遺産分割 ~ 分割協議がまとまらない場合の税制上のデメリット

相続人間で遺産分割協議がまとまらないと、下記のような税制上のデメリットがあります。 1. 配偶者の税額軽減 この制度は、被相続人の配偶者が遺産分割において、遺産 1億 6千万もしくは配偶者の法定相続分のうち、どちらか多い…

遺産分割 ~ 不動産を分割するための4つの方法

相続財産の遺産分割で、もっとも難しいのは不動産ではないでしょうか。 その理由として「① 遺産分割をするための基準となる価額が複数以上ある」「② 相続人によって損得の見方が違う」からです。 ① の不動産価額については、市町…

遺留分の減殺請求

遺言がない場合 相続人間の話し合いで遺産分割を決めることになりますが、その場合の分割割合の目安が法定相続分となります。 遺言がある場合 原則遺言どおりに遺産分割を行いますが、民法は遺産の一定割合の相続を保証する遺留分を規…

遺産分割 ~ 贈与していたことが原因でもめる? 特別受益に注意!

生前相談にて、「将来もめないために不動産を贈与しておきたい」と相談を受ける場合があります。生前に両親から長男などへ自宅不動産や自社株など大事な資産を、跡継ぎの長男に生前贈与しておけば、相続時は贈与されているので、残った財…

遺産分割 ~ 祖父より同居の長男が先に亡くなり、もめる

自宅ほか、複数の不動産を保有している祖父は、長男夫婦・孫 2人と暮らしていました。祖父の相続財産は特に自宅の評価額が高く、生前から祖父は自宅を長男夫婦に相続すると口頭で話しており、長女と次女も了解していました。 ところが…

遺産分割 ~ 先祖代々の不動産の相続でもめないために

地方の田舎で、先祖代々の農地・宅地など複数不動産を相続する場合、今の時代でも親と同居の長男が中心に相続する場合が多いのではと思います。 私の実家でもそうですが、不動産は先祖の預かり物という考えで、長男は不動産をもらうとい…