相続後の相談 ④ 不動産売却

2015年07月10日

相続された実家など、売却の相談を受ける事もあります。相続人の子供さんたちが、相続後にご実家に住む場合はよいのですが、誰も住まないとなると売却することになるわけです。

売却した場合、売却金額が手取り資金と勘違いされている相談者もたまにおみえになります。更地ならよいのですが、築年数が何十年も経過している不動産は、買い手がつきにくいので、解体して売却することになります。そうなると、坪〇万の解体費用がかかります。また、不動産の譲渡益に対して、約 2割の税金もかかってきます(所有期間 5年超の不動産の売却の場合)

例えば、1000万で売れたとしても、

解体費:30坪 × 3.5万 = 105万
譲渡税:(1000万 – 取得経費 50万 – 仲介料約 30万)× 20% = 184万

そのほかに、測量費などかかると、300万を超える出費が発生してしまいます。

不動産を売却する場合は税や解体費などの出費もばかにならないの額ですので、よく頭に入れて売却の検討をしてください。